増えていくサーバーを効率的に監視する方法 ②

前回の記事で、効率よくサーバーを監視するためのツール選びの際にまず抑えておきたい「手間の削減」をお話しました。

サーバー監視をうたうツールには非常に多くの機能がありますが、では、ツールを選ぶ際に気にしておきたい機能面のポイントはなんでしょうか。

【サーバー障害がいつでも分かる】
当然ですが、管理をしているサーバーに何らかの異常が起こった場合、それをリアルタイムに取得し、表示することがサーバー管理ツールの第一の役割です。
多くのサーバーを抱えている場合、それらをまとめて一つの画面で見ることができるかどうか、というのは大きなポイントとなります。最近では「一覧表」ではなく「ダッシュボード」といわれる直感的で全体の稼働状況を捉えることができる表示方法が多く見られるようになってきました。この「ダッシュボード」形式なら、PCだけでなくタブレットのような画面が小さく、また縦スクロールが多いデバイスでも操作しやすくなります。

また、ツールで何らかの作業をしてこの「ダッシュボード」から離れていても、異常が起こった時にはすぐに分かる仕組みも抑えておきたいポイントです。サーバーの異常はいつ起こるか分かりませんから、何かイベントがあった際にすぐに情報を表示する「パネル」が見えていれば安心ですね。

更に、運用管理者がツールを立ち上げていなくても、異常を保守センターに伝える機能があれば、サーバーの異常を監視するという点では盤石の体制になると言えるでしょう。

<画面イメージ>


ダッシュボード形式を採用し、右上にある情報ポッドが画面遷移をしても常に表示される構造になっています。

【「見る」だけではなく「操作」ができる】

サーバーを「監視」=見ていると、当然ですがちょっとした操作をしたくなります。たとえば、

・ハードウェア異常の通知を受けてサーバーの画面を見て、アプリケーションの稼働状況を調べる
・サーバー側から通知されたイベントを確認したけれど問題ない現象だったのでエラー表示を消したい
・問題のある状態だったので、サーバーの設定を変更したい
・サーバーを再起動して、修正を確認したい

など、定常稼働に入ったサーバーでも事あるごとに作業は発生します。
もちろん、現場に出向ければいいですが、そこまでの時間の余裕が無かったり、サーバー設置場所がオフィスから離れていることも多いのではないでしょうか。
これら、サーバーに対する「操作」をリモートで行えるかどうか、がツールを選ぶふたつめのポイントです。
「監視」から一歩進んだ「管理」もひとつのツールで行いたい、という場合にはどこまでの操作ができるツールなのか、を確認しておきましょう。このとき、ただ機能が多い方が良いと考えず、ツールでやったほうがスムーズな操作と、現地の方がスムーズな操作を分類しておくことが重要。実際の運用パターンに合わせてツールに任せる部分を明確化したほうが、導入した後に「この機能は使わなかったな…」という無駄を避けることができます。

稼動状態にあるサーバーへの操作だけではなく、新規に設置したサーバーに対して初期設定や初期導入をする機能があれば、サーバールームに出向かなければいけないシチュエーションは更に減らすことができるでしょう。

【他の運用管理ツールとつながるか】

第1回の記事で、「運用管理は層になっていることが多い」というお話をしました。ツール選びの最後のポイントは、層になっている他のツールと連携しやすいかどうか?です。
非常に優れたハードウェアの監視を行うツールでも、それを運用管理者の方がいつも見ている他ツールの画面に統合できなければ便利さは半減してしまいます。まずは、いつも見るツール画面をどこにしたいか、を決めて、そのツールとの連携のしやすさを確認してみましょう。
現在は、運用管理ツールにも推奨されたAPI方式やプロトコルが定義されています。
ハードウェア管理ツール側から、業界標準のプロトコルで情報を発信するだけではなく、APIを使用することで上位ツールから、ハードウェア管理ツールを操作できるようになれば、アプリケーションのエラーをきっかけにハードウェア固有の操作を行う、といった操作も可能になります。

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これからますます増えていくサーバーの効率的な管理のために、お役立てください。

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